CLIMBING岩を登る、人工壁を登る
フリークライミングという言葉があります。それは、己の力だけで自然の壁や人工壁を登ることを言います。
通常見かけるクライミングは、手足を使い、行く方向を目で確認しながらホールドと言われるとっかかりを掴んで登って行きます。
もし片足がなかったら、片腕がなかったら、目が見えなかったら、体の動きに制限があったら…。
そんな障害のある方でも壁は登れるのです。そんな彼らのクライミング競技をパラクライミングと呼びます。
フリークライミングという言葉があります。それは、己の力だけで自然の壁や人工壁を登ることを言います。
通常見かけるクライミングは、手足を使い、行く方向を目で確認しながらホールドと言われるとっかかりを掴んで登って行きます。
もし片足がなかったら、片腕がなかったら、目が見えなかったら、体の動きに制限があったら…。
そんな障害のある方でも壁は登れるのです。そんな彼らのクライミング競技をパラクライミングと呼びます。
クラス分け(Classification)とは・・・
「競技または種目を行うために必要な基本的動作に影響を与える障がいの程度に従い、競技者を競技クラスにカテゴリー分けすること」をいい、そのクラス分けの目的は、「パラスポーツの参加対象者を定め、種目における障がいの影響を最小限に抑えること」です。
パラスポーツにおいて、単に障がいの種類や程度が他の選手との優劣を決めるのではなく、その選手の鍛え上げられた技術、パワー、持久力、戦術、そして精神面の強さが組み合わさることが成功に繋がるようにするためにクラス分けは行われます。
(引用:日本パラリンピック委員会)
クラス分け紹介動画(日本パラリンピック委員会)
パラクライミング競技において障害は、VI(Visual Impairment)とPI(Physical Impairment)に分類されます。
先天的または後天的に視覚に障がいがあり、日常生活や就労等において不自由を強いられている方を対象とします。クラス分けは光覚や視力・視野によってB1・B2・B3クラスに分けられ、B1クラスが視覚障害のなかで最も障害の程度が重いクラスになります。
先天的または後天的に身体に障害があり、日常生活や就労等において不自由を強いられている方を対象とします。クラス分けは身体の機能によって上肢機能障害(AU2・AU3クラス)・下肢機能障害(AL1・AL2クラス)・関節可動域および筋力とその他の機能障害(RP1・RP2・RP3クラス)からなります。数字の小さいクラス(AU2・AL1・RP1)が障害の程度が重いクラスになります。
B1~B3
AL1~AL2
AU2~AU3
RP1~RP3
クラス分けは、3つのプロセスを経て割り当て、決定されています。
2年に1度、IFSC(国際スポーツクライミング連盟)主催にてパラクライミング世界選手権大会が開催されています。 過去の日本人選手の活躍は凄まじいものがあり、2018年インスブルック大会では金メダル2個を含む4個のメダルを、2019年ブリアンソン大会では金メダル3個を含む7個のメダルを、2021年ロシア大会では金メダル2個を含む3個のメダルを日本に持ち帰っているほどです。