【日本のパラクライマーが一番輝くアスリートであり続けるために】
2020年より一般社団法人としての事業活動を開始した日本パラクライミング協会は、2018年より任意団体として事業活動を開始し、国内大会の開催と選手発掘、強化、国際大会への選手派遣などの各事業を、パラクライミング国内唯一の競技スポーツ団体として、各関係団体との連携強化を図りながら着実に推し進めています。
さらに未来を遠望すれば、国際スポーツクライミング連盟(IFSC)が主催する、2006年から始まったワールドカップ、2011年から始まった世界選手権の参加国や参加選手数などその規模は年々拡大しています。
そして2028年アメリカ・ロサンゼルス パラリンピック大会追加競技としての採択も発表され、2032年オーストラリア・ブリスベン大会での継続も期待される中、パラクライミングは国内外を問わず、一層の社会認知とその規模拡大が予想されています。
そのような環境の中、日本パラクライミングは20006年のワールドカップ、2011年の世界選手権などに始まり当初より表彰台に立ち続けてきた国際舞台での経験を活かし、世界の中での存在感を示し続けられるよう各事業を推進してまいります。
またパラクライミングがパラリンピック化を始めとするグローバルな発展を見せる中、東アジア諸国に目を向ければ日本を除くとその芽すら見えていない国がほとんどです。このような環境下、私達日本が牽引国となり、近い将来アジアパラクライミングチャンピオンシップなどを開催できるよう各国各協会などとの協働・連携なども図ってゆきたいと展望しています。
日本のパラクライマーが一番輝くアスリートであり続けるために、私のパラクライミングとの長きにわたる関わりという経験を活かし、クライミングが障害者を含むすべての人々にとって、輝くあこがれのスポーツとなれるよう、尽力してまいります。
みなさまどうぞご指導ご鞭撻、そしてご支援のほどよろしくお願い申し上げます。
代表理事 小林幸一郎